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  ライフセービングとは?

 明確な定義はありませんが、一般的には直訳の『救命』などに留まらず、水辺の事故防止のための実践活動などを含む広義なものと認識されています。
 『ライフセービング』は、水辺の事故をなくすことを目的とした活動で、事故防止のための監視や指導、救助、ライフセーバーの技術向上のための競技などのすべてを指します。

 

  設立の経緯

 新宮海岸では、平成10年から「福岡ライフセービングクラブ」の活動としてパトロール活動が始まりました。しかし、年々次第に新宮の独自運営色が強くなっていきました。
 そして周囲環境などが変化していく中で新宮海岸でのライフセービングのあり方を検討した結果、別団体として運営していくことが望ましいとの結果に至り、平成22年に別団体として「新宮ライフセービングクラブ」が誕生しました。
 そして令和元年10月2日には「特定非営利活動法人 新宮ライフセービングクラブ」が設立されました。

 

  クラブの目的

 新宮海岸では、毎年のごとく海水浴中の溺水事故が発生してきました。
 私たち特定非営利活動法人新宮ライフセービングクラブは、「新宮海岸での溺水死亡事故をゼロ」にすることを目標に頑張っています。そのために、より多数の、より質の高いライフセーバーが、より長い時間、新宮海岸を守れるよう尽力しています。

 

  団体登録

 特定非営利活動法人新宮ライフセービングクラブは、以下の3団体にボランティア団体として登録しています。
 @ 公益財団法人 日本ライフセービング協会
 A 特定非営利活動法人 福岡県ライフセービング協会
 B シーバードジャパン


  @JLA        A福岡県LA        BJASF

  ボランティア?

 特定非営利活動法人新宮ライフセービングクラブは、すべてのライフセーバーが新宮海岸の安全な海水浴のために無償で活動しているボランティアです。
 なぜ無償でライフセーバーをしているのか・・・それはひとりひとりが「新宮海岸の水難事故をなくしたい」、「自分を成長させたい」など、それぞれの目的ややりがいを持っているからだと思います。
 社会貢献をしながら、各々が自分の「何か」のために、和気藹々と楽しみつつ活動しています。

 

  みんな泳げるの?

 泳げなくてもライフセービングはできます。実際に、特定非営利活動法人新宮ライフセービングクラブには泳げないライフセーバーもいます。
 それは、溺れた人を救助することだけがライフセービングではないからです。ライフセービングで重要なのは事故を未然に防ぐことで、救助は最終手段のひとつにすぎません。
 そして特定非営利活動法人 新宮ライフセービングクラブでは組織的に監視活動をしているので、それぞれのメンバーができることをして、総合的に海水浴客を守る体制を整えています。
 「人のために何かをやりたい」という気持ちがライフセーバーにとって1番大切です。
 メンバー全員が泳げないのはさすがに困りますが、救助に行く泳げる人が数人いれば、救助以外にもできること、やるべきことはたくさんあるのです。

 

  夏以外は何をしているの?

 夏シーズン以外こそ練習できるときです。来シーズンのパトロールに備えて、トレーニングや競技会に出場したりしています。
 その他にも、プールで練習したり、勉強会をしたり、資器材を整備したりして、来シーズンのために体力や知識、環境を向上させる努力をしています。
 事務作業なども、やらなければならないことはたくさんあります。それらはなるべくオフシーズンに済ませるようにしています。

 

  どんな人たちが活動しているの?

 ほとんどが社会人です。それぞれ休みの日に、自分の時間や家庭の時間を大切にしつつ、余裕の時間に活動しています。
 職種は会社員や学生など様々です。消防官や警察官などもいます。
 様々な職種の方々が、それぞれ自己の生活スタイルや特技に合わせて活動しています。